統括代表社員あいさつ

三優監査法人 統括代表社員・公認会計士 杉田 純三優監査法人
統括代表社員・公認会計士
杉田 純

                                            平成24年4月2日

 日本経済の低迷は長期化しており、とりわけここ数年の円高進行の動きは多くの日本企業に生産・販売の両機能の海外移転を促進させています。これは、これまでの単純な海外生産の強化とは異なる真の国際化へ向けた戦略のシフトを意味しています。次に予想されるのは、資本の更なる国際化と人事・人材の国際化であるとされています。これら日本企業に要求される戦略転換は、国内の産業空洞化から需要・雇用の縮減などを招きかねない深刻な状況です。

 このような現下の厳しいビジネス環境の中、資本の国際化との関係で、全上場企業に国際財務報告基準(IFRS)の適用が義務付けられることが想定されています。弊法人は1996年から世界第5位の会計事務所グループである BDO International Limited の日本のメンバーファームとして、グローバル基準での会計、監査、財務コンサルティングサービスを提供して参りました。これらのサービス提供で培ってきた業務ノウハウは、必ずや日本企業の国際的活動やIFRS適用の際にお役に立てるものと確信しております。

また、日本経済の中で大きな期待がかけられているのは雇用創出も狙った新産業・新技術の育成であり、これら新分野への資源の重点的シフトが強く求められております。弊法人は、1986年の創設以来、新規上場市場で優れた中堅・ベンチャー企業上場の支援を数多くさせて頂いて参りました。この新規上場市場の活性化は喫緊の課題であり、弊法人は、今後も全力で国内のみならずアジア各国、EU、米国などの海外市場も含めた新規上場分野で将来性ある未上場企業の開発、育成の支援をして参ります。

 加えて、証券市場はもとより全ての企業のステークホルダーから信頼される監査事務所であり続けることも監査法人の責務であります。このため、社内における品質管理体制の継続的な強化、構成員のモラルの向上、人事・組織面での活性化も大きな課題として掲げ、今後共、全監査法人中トップレベルの品質水準や組織風土の維持向上を目指し、役職員一丸となり、精進していく所存でございます。